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2019/10/27 15:19

第五十二候 霜始降(

第五十二候 霜始降(しもはじめてふる)

花市場へ向かう早朝も、霜がうっすらと降りて

しんとした静けさに包まれるようになってきました。

この時期に出回ってくるのが、フウセントウワタ。

ハリセンボンのようなトゲトゲのある果実が、

とっても楽しくて、にんまり眺めていると、

肌寒さも忘れてしまいます。

この中には種がぎっしり詰まっています。

トゲトゲの袋がやがて割けて、

つややかな冠毛のついた種が、

ふわりと落ちてきます。

それはそれは幻想的な風景です。

一番最後の画像は、昨年撮影したものです。

もしフウセントウワタを見かけたら、

お家でしばらく観察してみて下さい。

ケイトウ、はらんと共にいけました。

いけばな担当

草月流いけばな師範 宇田川幸香